本リリースノートについて
本リリースノートでは、SITE PUBLIS 3.2.0-003 へのバージョンアップに伴う主な変更点を説明します。
対応ライセンスについて
本リリースノートは以下のライセンスに対応しています。
- SITE PUBLIS 3.xスタンダード ライセンス
- SITE PUBLIS 3.xスタンダード 追加ドメイン ライセンス
- SITE PUBLIS 3.xスタンダード 追加APサーバ ライセンス
- SITE PUBLIS 3.x アドバンスト ライセンス
- SITE PUBLIS 3.x アドバンスト 追加ドメイン ライセンス
- SITE PUBLIS 3.x アドバンスト 追加APサーバ ライセンス
- PUBLIS Mobile 3.x スタンダードライセンス
- PUBLIS Mobile 3.x アドバンストライセンス
- SITE PUBLIS Pack 3.x (SITE PUBLIS 3.x + PUBLIS Mobile 3.x)スタンダードライセンス
- SITE PUBLIS Pack 3.x (SITE PUBLIS 3.x + PUBLIS Mobile 3.x)アドバンストライセンス
アップデート情報
以下に、バージョン3.2.0-003 にて追加された機能および改善による主な変更点を解説します。
【対応ブラウザ改訂】Internet Explorer9 / Firefox5対応
概要
Internet Explorer9、及び、Firefox5(Firefox4)で編集側/公開側が動作するように対応しました。
Firefox4はFirefox5とレンダリングエンジンのバージョンが異なり(Firefox4はGecko2.0、Firefox5はGecko5.0)、JavaScriptエンジンについては、いずれもJägerMonkeyという同一のエンジンが搭載されています。
レンダリングエンジンは異なりますが、Firefox4と5の変更点は、HTML5のタグやCSS3への対応、パフォーマンス向上、セキュリティ問題の対応が主です。
参考資料
Firefox4 リリースノート
http://mozilla.jp/firefox/4.0/releasenotes/
Firefox5 リリースノート
http://mozilla.jp/firefox/5.0/releasenotes/
【機能追加】問い合わせコーナーのデータ型追加
概要
問い合わせコーナーのデータ型に以下の項目が追加されました。
- ラベル表示のみ(標準機能として追加されました)
- 区切り線(標準機能として追加されました)

詳細
ラベル表示のみ
- 問い合わせ入力画面でラベル表示を行う項目です。
- 設定画面では複数行入力することが可能です。
- HTMLタグの入力には対応していません。
- 確認画面では表示されません。
- 本機能は SITE PUBLIS PC/Mobile/Pack で利用可能です。


詳細
区切り線
- 問い合わせ入力画面で区切り線を表示する項目です。
- 区切り線はhrタグを出力します。
- 確認画面でも表示されます。
- 本機能は SITE PUBLIS PC/Mobile/Pack で利用可能です。


【機能追加】問い合わせコーナーのお礼メール機能
概要
問い合わせコーナーより投稿を受け付けた際に、投稿者に対して自動返信を行う、お礼メール(サンキューメール)機能が実装されました。
お礼メールは以下の条件を満たしている場合に送信されます。
- 問い合わせ項目としてメールアドレスが存在する。(複数のメールアドレスが問い合わせ項目に存在する場合、項目内の先頭のメールアドレスが返信対象となります)
- メールアドレスが必須入力として設定されている。
※本機能は SITE PUBLIS PC/Mobile/SITE PUBLIS Pack で利用可能です。

設定画面では以下の項目が設定可能です。
- お礼メールを送信する/しない
- お礼メールの件名
- お礼メールの本文
- 問い合わせコーナーの投稿内容を本文に記載する/しない
- お礼メールの本文を指定文字数で改行する/しない
- お礼メールのフッター
【機能追加】問い合わせコーナーの自動データ削除機能
概要
問い合わせデータを一定期間経過後に自動的に削除する機能が実装されました。
「問い合わせ設定」画面の「運用」タブの「一定期間経過後に問い合わせデータを消去」の欄にて設定が可能です。
「公開時に問い合わせデータを消去」では、公開のタイミング該当の問い合わせコーナーに紐づく問い合わせデータを全件削除していましたが、「一定期間経過後に~」の場合は、問い合わせの投稿日より経過した日数に応じて、該当データのみを削除します。
※本機能は SITE PUBLIS PC/Mobile/SITE PUBLIS Pack で利用可能です。

【機能追加】スマートフォン機種管理機能改訂
概要
スマートフォンの機種管理機能で、特定のスマートフォン機種をスマートフォンとして扱わない設定が可能となりました。
スマートフォンでアクセスしてもPCページを表示させたい場合などに利用することが可能です。
※本機能は PUBLIS Mobile/SITE PUBLIS Pack で利用可能です。

【機能改訂】モバイルページの半角変換処理機能の改訂
概要
モバイルページ設定画面に「英数カタカナを半角に変換する」という機能がありますが、この変換対象が改訂されました。
改訂前:タイトル、本文
改訂後:タイトル、本文、metaタグのkeywords、metaタグのdescription
※本機能は PUBLIS Mobile/SITE PUBLIS Pack で利用可能です。

【機能改訂】スマートフォンのviewport自動設定を改訂
概要
スマートフォンviewport自動設定の際に出力されるmetaタグの内容を改訂しました。
※本機能は PUBLIS Mobile/SITE PUBLIS Pack で利用可能です。
![]() ピクセル指定(固定幅レイアウト)
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![]() 100%指定(リキッドレイアウト)
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改訂前
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![]() |
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幅600pxのページをページズームで
【viewport設定値】 |
画面幅を100%として、ページズーム無しで
【viewport設定値】 |
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![]() |
改訂後
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![]() |
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※改訂前と変更なし
幅600pxのページをページズームで
【viewport設定値】 |
※赤字の部分が改訂内容
画面幅を100%として、ページズーム無しで
【viewport設定値】 |
スマートフォンのviewport自動設定
viewportの自動設定の改訂に伴い、ページ幅固定の場合のiPhoneとAndroidの動作の差異を吸収しました。 (JavaScriptで制御しています)
条件
- ページ幅:320px
- viewport:自動設定
- コンテンツ:320px×160pxの画像を配置
- 動作:縦表示から横表示に変更
| 改訂前の動作 | |||
| iPhone(画面にフィットするように表示) | Android(縦から横にすると縦表示と同じ倍率で表示) | ||
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![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
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| 改訂後の動作 | |||
| iPhone(画面にフィットするように表示) |
Android(画面にフィットするように表示) | ||
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
スマートフォンの縦向き表示から横向き表示の動作
【機能追加】スマートフォン表示切り替えプラグインの機能改訂
概要
スマートフォン表示切り替えプラグインの機能が改訂されました。
改訂前の動作
配置したページのみPCとスマートフォンの切り替えが可能。
改訂後の動作
改訂内容1
PCページとスマートフォンページの遷移先が指定可能になりました。

改訂内容2
配置したページで切り替えを行った後、別ページに遷移した場合、切り替えた状態を保持し、初期表示を行うようになりました。
例)
- AページにPC用ページとスマートフォン用ページを準備。
- BページにPC用ページとスマートフォン用ページを準備。
- AページとBページに切り替えプラグインを配置。
- Aページの切り替えプラグインでスマートフォンページへ遷移する。
- Bページ遷移すると、スマートフォンページを初期表示する。
【機能改訂】 Memcachedによるセッション管理
概要
公開サーバのセッションの保存先として、Memcachedサーバを使用できるようになりました。
従来、公開サーバにおけるセッションデータの保存先としてデータベースを用いていました。
一方、キャッシュ動作では、一般的に低速であるデータベースへの接続を回避することで性能向上させています。
このため、公開サーバにおいてセッションを開いた場合に、十分な性能を出すことができませんでした。
本バージョンから、高速な応答ができるMemcachedサーバを導入することで、キャッシュ動作の本来の性能を引き出すことができます。









