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リリースノート
リリースノートSITE PUBLIS 3.6.0-000リリース情報

本リリースノートについて

本リリースノートでは、SITE PUBLIS 3.6.0-000 へのバージョンアップに伴う主な変更点を説明します。

対応ライセンスについて

本リリースノートは以下のライセンスに対応しています。

  • SITE PUBLIS 3.xスタンダード ライセンス
  • SITE PUBLIS 3.xスタンダード 追加ドメイン ライセンス
  • SITE PUBLIS 3.xスタンダード 追加APサーバ ライセンス
  • SITE PUBLIS 3.x アドバンスト ライセンス
  • SITE PUBLIS 3.x アドバンスト 追加ドメイン ライセンス
  • SITE PUBLIS 3.x アドバンスト 追加APサーバ ライセンス
  • PUBLIS Mobile 3.x スタンダードライセンス
  • PUBLIS Mobile 3.x アドバンストライセンス
  • SITE PUBLIS Pack 3.x (SITE PUBLIS 3.x + PUBLIS Mobile 3.x)スタンダードライセンス
  • SITE PUBLIS Pack 3.x (SITE PUBLIS 3.x + PUBLIS Mobile 3.x)アドバンストライセンス

アップデート情報

バージョン3.6.0-000 で追加した新機能および主な変更点について説明します。

【機能改善 PEP/PCP】CSS統合

概要

従来(v3.5.2以前)は、PC用に「IE7,8」「IE6」「IE9とその他のブラウザ」の3種類のCSSを生成していましたが、今回、PC用のCSSを1種類に統合しました。
この事により、CSSのキャッシュヒット率の向上、および、キャッシュによるリソース消費が削減されました。

アクセスの多い大規模サイトでは公開サーバの前にキャッシュサーバを設置する場合がありますが
その際はCSSファイルもキャッシュ可能となり、さらなるページ読み込み速度の向上とサーバへの負荷の減少が見込めます。

【機能改善 PEP】 LB利用時ライブラリファイルキャッシュ対応

概要

LB(LoadBalancer)が前段に設置されたシステム系に於いて、Publis が出力するライブラリファイルのタイムスタンプがそれぞれで異なっており、ブラウザのキャッシュヒット率がLBでバランシングを行なっているサーバ台数に応じて低下する現象を改善しました。

LB利用時ライブラリファイルキャッシュ 対応前
LB利用時ライブラリファイルキャッシュ 対応前

LBを介してウェブサーバにアクセスした場合、サーバA、サーバBの稼働状況によってセッションが平均的に割り振られます。
上記図のケースは、サーバAとサーバBに同一のライブラリファイルが存在しながらも、生成された時刻に差異がある状態です。

最初のアクセスで閲覧者がサーバAに割り振られ、12:00に生成されたライブラリファイルをローカルにキャッシュしても、同閲覧者が次にサーバBに割り振られた場合当該ファイルとはタイムスタンプに差があるため、以前読み込んだキャッシュとは差があると判断し、再読み込みをしてしまっているという図です。

LB利用時ライブラリファイルキャッシュ 対応後
LB利用時ライブラリファイルキャッシュ 対応後

そこで、ライブラリファイルが生成された時、LBでバランシングを行っているサーバ全てのファイルのタイムスタンプを同期化します。
この対応によりロードバランサがどのサーバにセッションを割り振ってもブラウザ側はライブラリファイルを以前キャッシュしたファイルと同一であると判断できるようになり、キャッシュヒット率が向上します。

【機能追加 PEP】PostgreSQL Cluster対応

概要

データベースのマスター、スレーブを設定し、参照のみ行うクエリに関してはスレーブに問い合わせを行う事により、負荷分散が可能になりました。
デフォルトはOFFにしてあるため、稼働するには編集サーバ側と公開サーバ側の設定ファイルを編集する必要があります。

PostgreSQL Cluster対応
PostgreSQL Cluster対応

クラスタリング構成で運用を行っているサービスにおいて、クエリの種類(参照のみか、更新が発生するか)に応じてアクセスし分ける事により一つのサーバにかかる負荷を分散する事が可能となりました。
ウェブサイトのコンテンツを保持する用のデータベースの他にも、公開サーバがセッション管理に利用するセッションデータベースもクラスターを分ける事が可能です。

【動作修正 PEP】Reverse proxy 対応

概要

以前のバージョンでSITE PUBLISに対してリバースプロキシを前段に置いた場合、正常な動作が行われませんでしたが、今対応により、正常な動作を行うようになりました。
規模が大きくアクセス数の多いサービスで、ロードバランサ等を利用したサーバ構成の場合も本バージョンよりSITE PUBLISを問題なくご利用いただけます。

【機能追加 PEP】セクショナルリセット

概要

以前のバージョンでは1箇所ページ更新を行った場合でも全てのファイルを再作成しなおしていましたが、今回その更新範囲を限定的にしました。デフォルトはOFFにしてあるため、稼働するには編集サーバ側と公開サーバ側の設定ファイルを編集する必要があります。

セクショナルリセット未使用

セクショナルリセット未使用の場合のリセット通知
セクショナルリセット未使用の場合のリセット通知

例としてイベント情報のページとそれに属する配下のページが月別ごとにあった場合、2012年11月のページを更新すると、publistimeの更新日時が現在時刻に更新され、公開サーバの全キャッシュが無効化されます。

セクショナルリセット使用

セクショナルリセット未使用の場合のリセット通知
セクショナルリセット使用の場合のリセット通知

サイト名の変更やページの追加等、全体に影響を及ぼす更新の場合は従来通り全体のキャッシュを無効化し、個別のリセットが可能な場合は上記の図のように更新されたページのキャッシュだけを無効化するようになっています。
サイトに数百、数千のページがあり更新頻度も高いサイトでは、セクショナルリセットを有効化する事でキャッシュのリセット範囲を狭め、キャッシュファイルの再生成処理の削減を実現する事が可能です。

【機能追加 PEP/PCP】 モバイルフィルターの簡易モード

概要

フィーチャーフォン向けに様々なタグを表示可能なスタイルに置き換える等でHTMLを最適化する処理をしているモバイルフィルターですが、昨今のモバイルのインターネットブラウザの機能強化によるデザイン表示能力の向上や、入力したオリジナルのHTMLをできるだけそのまま出力したいお客様のご要望に合わせ、モバイルフィルターで変換する内容を少なくする簡易モードを増やしました。
当該機能を利用する事により、モバイルフィルターの処理時間の削減と、モバイルフィルターの変換の影響を最小限にする事が可能です。

簡易モードで実施する主な処理
○ 半角変換
○ 画像の縮小・フォーマット変換処理
○ 外部CSSファイルを、内部記述(<style>タグ)に変換
通常モード(従来の動作)しか実施されない主な処理
× 端末がサポートしていないタグの削除
× 端末がサポートしていないスタイルの削除
× スタイルのインライン(style属性)化

【機能追加 PEP/PCP】 Basic認証追加WebUI

概要

サービス開始前のサイトを関係者のみに公開するためBASIC認証をかけたいという要望があった場合、.htaccess等サーバ側の設定で行うしかなかったため、当該ファイルの変更権限とBasic認証の設定知識が必要でした。
本機能の追加により、権限や専門的な知識無しでSITE PUBLISの設定画面から公開ページにBasic認証をかけ、アカウントを自由に追加削除できるようになりました。

公開ページBasic認証設定
公開ページBasic認証設定

【機能改訂 PEP(オプション)/PCP】移行ツール改修

概要

従来オプションとしてご提供していた移行ツールがPCPライセンスで標準機能となりました。(PEPライセンスではオプションとなります。)
「import.info」を廃止、UIを一新し、idやclassを指定してエリア別に取込むことが可能となりました。
また、出力形式をHTML5にした際、閉じタグの不正による表示崩れを起こさない機能と、bodyに対するCSS指定を、.pbpageに変換する機能を追加しました。

移行ツール機能
移行ツール機能

【機能改訂 PEP/PCP】ページ一括処理

概要

従来、導入前の弊社作業用機能として使用していたページ一括処理が標準機能となりました。
UIを一新し、各ページから実行できるようになりました。また、処理前にページのバックアップを取得するようになったため、一括処理後のロールバックが可能となりました。
今回の改修により、フィルター機能を精査し以下のフィルターを標準として提供します。

  • id・class削除フィルター
  • HTML編集ブロック見出しタグ分割
  • タイトル置換
  • 属性削除フィルター
  • テキスト変換フィルター
  • タイトルブロック挿入フィルター

ページ画面、ページ一括処理画面
ページ画面、ページ一括処理画面

【機能改訂 PEP/PCP】ライブラリファイル移動・一括取込機能

概要

ライブラリファイルをzipファイルアップロードで一括取り込みできるよう改善しました。
ライブラリ内のファイル移動が出来なかった為、機能を追加しました。ファイルを移動させた場合、リンクを追従させるかどうかの選択が可能です。
ライブラリ内のファイル名変更を行った場合、リンクが切れていましたが、ファイル移動と合わせて追従する機能を追加しました。

ライブラリファイル一括登録画面
ライブラリファイル一括登録画面

ライブラリファイル名前変更画面
ライブラリファイル名前変更画面

【機能改訂 PEP/PCP】PUBLISの予約語つぶし

概要

SITE PUBLISが使っている一般的な名称のidにプレフィックスが付きました。(header、page等) 既存サイトのコンテンツを移行した際に、idがバッティングすることが多く、取り込んだソースのidを変更する必要がありましたが、PUBLISが使っている一般的な名称のidにプレフィックスが付きました。(header、page等)

【機能追加PEP/PCP】編集ページの保存

概要

編集中のページを一時保存する機能を追加しました。従来の公開リビジョンのみではなく、編集中の任意のタイミングの状態を保存することができます。

編集ページの保存
編集リビジョンの保存・復元

 

【機能追加 PEP/PCP】モバイル版スマホ限定ブロックの繰り返しブロック有効化

概要

以前のバージョンでは、モバイル版で一切繰り返しブロックが使えませんでしたが
スマートフォン限定のブロックに限り、繰り返しブロックが使えるようになりました。

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